県教育庁/鹿角小坂統合校(仮称)の整備(10月30日)
=県教育庁=
来年度は一部既存施設を解体へ
鹿角小坂統合校(仮称)の整備
県教育庁総務課施設整備室は、鹿角小坂地区統合校(仮称)の整備に関し、3年度は実習棟の新設に向けた既存施設の解体工事を行う考えだ。実習棟の新設箇所は現在、長岐・木・久米JVで進めている基本・実施設計の中で検討している。また、今年度は年明けにも地質調査を公告する予定。
全体計画は、第7次秋田県高等学校総合計画をもとに、鹿角地域の花輪・十和田・小坂高校の統合校を整備するもので、花輪高校の現校舎(鹿角市花輪字明堂長根12)を増築・改修して活用する。現在の花輪高校は、教室棟(W2F)・管理棟(RC3F)・体育館棟(RC2F)(延べ床面積計10,174㎡)やセミナーハウス(W2F493㎡)などで構成されている。
整備では、現在の1学年4学級規模を1学年6学級(普通科5学級、産業工学科1学級)とするため、特別教室を一部改修するほか、実習棟(RC3F3,554㎡)を新設し、実習教室や大講堂などを設置する。また、セミナーハウスは改修して活用するほか、冬季や雨天時などの授業・部活動などで活用するための多目的屋内運動場(S1F1,000㎡)も新設する。なお、既設の自転車置場(W約130㎡)やプール(RC一部W約887.85㎡)は解体する。
総事業費は約36億円(工事費約30億7,400万円〔税込〕)と試算している。3年度は実施設計や一部既存施設解体工事のほか、家屋事前調査や電波障害調査も実施。新設工事には4年度から着手する予定で、6年4月の開校を目指す。