県教育庁/大曲高の校舎棟建築を18.6億円で公告(6月30日)
=県教育庁=
大曲高の校舎棟建築を18.6億円で公告
4者構成JV、7月16日開札
県教育庁総務課施設整備室は29日、大曲高等学校の建て替えで校舎棟(7,557.73㎡)の建築工事を公告した。7月16日に開札する。4者構成の特定建設工事JVが対象で、予定価格は18億6,300万円。9月議会での工事契約承認を経て着工し、5年6月30日の完成、供用開始を目指す。なお、機械設備と電気設備については、7月下旬頃に公告する方針。
大仙市大曲栄町にある現在の大曲高校は、普通教室棟(RC3F1,834㎡)、管理・特別教室棟(RC4F3,199㎡)、普通・特別教室棟(RC3F2,221㎡)、図書・視聴覚室棟(RC2F588㎡)、第一体育館(S1F1,587㎡)、音楽室棟(S2F399㎡)のほか、格技場、部室、第二体育館、トレーニングルーム、セミナーハウスなどで構成。
普通教室棟や管理・特別教室棟、体育館などの主要施設は、昭和40年代半ばに建築され、著しく老朽化しているため、全面改築する。基本・実施設計はコスモス・小畑・花田設計JVが実施した。
新校舎棟は、現グラウンド敷地に既存の普通教室棟や管理・特別教室棟、図書・視聴覚室棟、音楽室棟の機能を集約し、鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積7,557.73㎡で建設する。また、新校舎棟隣接に、第一体育館・武道場棟(2,667㎡)を建設し、渡り廊下でつなぐ計画。
このほか、セミナーハウス(450㎡)、外倉庫・ゴミ置き場(125㎡)、運動部室(300㎡)、駐輪場・屋外ステージ(580㎡)、屋外トイレ(30㎡)、第二体育館(998㎡)、トレーニングセンター(159㎡)を想定。このうち、第二体育館とトレーニングセンターは既存施設を改修して使用する。
また、既存校舎施設の解体跡地に、屋外運動施設として陸上競技場、テニスコート、テニス用具庫を設置する。テニスコートについては、一部を同校敷地外(大仙市田町)にも設置する計画で、7月に造成工事を公告する予定。
今後は、既存セミナーハウスを8月以降に解体するほか、今回公告した校舎棟建設については10月以降に着工する。5年度は第一体育館・武道場の建設や第一期外構、既存校舎施設の解体などを実施。6年度は渡り廊下(1)を建築するほか、第二期A工区外構、既存第一体育館・自転車置き場の解体に着手する。
7年度は第二体育館・トレーニングルーム改修や渡り廊下(2)(3)の建築を行うほか、同年度末にセミナーハウス、用具室・部室・屋外トイレ、駐輪場建設や第二期B工区外構、屋外運動施設整備に着手。8年度の事業完了を目指す。