東北地方整備局湯沢河川国道事務所/国道13号の横手北道路計画(1月26日)
=東北地方整備局湯沢河川国道事務所=
来年度の社整審小委を経てルート選定へ
国道13号の横手北道路計画
東北地方整備局湯沢河川国道事務所は、新規事業化に向け計画段階評価を行っている国道13号の横手北道路計画に関し、概略ルート選定に向け、地域住民や事業者を対象とした第2回アンケートを開始した。3月17日の期限で意見を募集する。来年度は、4月以降に行われる社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会で意見を確認したうえで、ルート選定へと向かう。
計画の対象区間は、横手市石町から美郷町榊柳までの延長約6,000mの2車線区間で、狭あい区間の解消を図る。現在は概略ルート・構造の検討を進めており、2年度には第1回アンケートを地域住民や事業者を対象として実施。国道13号の利用状況や地域課題についての意見を募集した結果、特に堆雪時における車両のすれ違いや歩道の歩行が困難といった意見が寄せられた。アンケートの結果などを踏まえ、現在は「現道改良(一部バイパス)案」と「バイパス案」の2案を検討している。
このうち、現道改良(一部バイパス)案では現道拡幅を基本とし、一部バイパスにより土砂災害警戒区域や通行止め区間を回避することで、現道の課題解消を図る。整備コストは約190億円~230億円。同案は沿線から本線へのアクセス性に優れるほか、地形改変が小さいため自然環境への影響が小さいといったメリットが挙げられている。
一方、バイパス案では全線をバイパス整備し、現道の課題解消を図る。整備コストは約360億円~400億円。同案は沿線家屋などへの影響が小さいといったメリットが挙げられている。