大曲仙北広域市町村圏組合/大曲仙北広域中央し尿処理センターの新設(1月27日)
=大曲仙北広域市町村圏組合=
DBOで実施方針公表、4月上旬公告
大曲仙北広域中央し尿処理センターの新設
大曲仙北広域市町村圏組合は26日、大曲仙北広域中央し尿処理センター新設の実施方針を公表した。事業はDBO方式で実施。参加者は建設、運営の事業者と、設計・建設の一部を担う企業で構成、企業数の上限は任意としている。このうち、建築物の設計・建設は建築一式850点以上、プラント設備の設計・建設は清掃施設1,200点以上などの要件を定めている。4月上旬に公告し、9月中旬頃に最優秀提案者を選定する予定。
計画は、大曲仙北広域し尿処理センター(大仙市花館字大戸下川原3-24ほか)を現在地で建て替えるもの。既存施設は鉄筋コンクリート造および鉄骨造2階(B1F)建て、建築面積約3,800㎡規模(処理能力182kℓ/日)。新施設の規模は136kℓ/日(有機性廃棄物として農業集落排水施設汚泥11kℓ/日含)としており、処理方式は水処理方式が前脱水+希釈+下水道放流方式、資源化設備が助燃剤化方式としている。
事業者には、地元企業の活用や雇用への配慮として、設計・建設の一次・二次下請けには組合管内に本店のある業者を活用するよう努めるほか、資機材などの調達や納品などについても、積極的に管内企業を活用するよう求めている。
実施方針に対する質問・意見の受付は来月8日まで実施。意見を踏まえ、PFI法に基づく実施が適切と認められた場合、特定事業として選定する。入札公告は4月上旬。9月中旬頃に最優秀提案者を選定し、10月上旬頃に落札者を決定する。契約および設計・建設着手は12月を予定。
設計・建設期間は契約締結日から7年3月31日まで、運営・維持管理期間は同年4月1日から22年3月31日までとする。