(株)プレステージ・インターナショナル/潟上市の昭和工業団地に8,000㎡の新事業所(4月28日)
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潟上市の昭和工業団地に8,000㎡の新事業所
総投資額30億円、7年4月着工へ
国内外でBPO事業(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を展開している株式会社プレステージ・インターナショナル(東京都千代田区麹町2-4-1、玉上進一代表取締役)は、潟上市の昭和工業団地に秋田BPO潟上キャンパス(仮称)を建設する。施設は8,000㎡規模で、総投資額は30億円。7年4月の着工、8年4月の操業開始を目指す。27日に県庁で立地協定締結式が行われ、玉上社長、佐竹敬久知事、鈴木雄大潟上市長が出席した。
同社は昭和61年の設立以来、コールセンターによる自動車保険加入者向けのロードアシストやマンション入居者向けのホームアシスト、駐車場管理会社向けのパークアシストなどのサービスを提供している。平成15年に開設した秋田BPOメインキャンパス(秋田市)は開設以来業務拡大を続け、1,500席あるキャパシティは満床となっている。今後、さらなる事業拡大や雇用創出、地域貢献に向け今回、潟上市に進出する。県内の事業所は秋田市、横手市、にかほ市に続き4カ所目となる。
新事業所は、潟上市昭和大久保字北野蓮沼前山の昭和工業団地敷地(88,000㎡)に平屋建て、床面積8,000㎡規模を想定。従来のキャンパスと同様、執務室、カフェテリア、託児所、ジム、研修室、会議室などを設けるほか、若者や起業者向けのワークスペースも新設する予定。年度内に社内構想をまとめる。なお、設計業者および施工者は今後、選定する方針。着工は7年4月を予定し、8年4月の操業開始を目指す。総投資額は30億円を予定。操業時には、秋田キャンパスからの移管も含め従業員240人の雇用を見込み、将来的に800人とする計画。今後、需要拡大となれば施設増設も視野に入れている。
締結式では、玉上社長が「2030年には秋田県全体で雇用4,000人を目指す」と表明。秋田BPO潟上キャンパス(仮称)については「オフィス機能だけでなく、地域の賑わい創出も見据え、わくわくした魅力ある空間を備えたキャンパスにしたい」と意気込みを語った。
【立地協定を締結したプレステージ・インターナショナルの玉上社長(中央)】