秋田市/6月補正案に外旭川地区の基本構想費(5月31日)
=秋田市=
6月補正案に外旭川地区の基本構想費
重症児者施設補助金や道路事業費も計上
秋田市の6月補正予算案が30日に発表され、外旭川地区まちづくりの基本構想策定経費、卸売市場再整備の基本構想策定経費(増額)のほか、補助金関連では特定非営利活動法人「にこっと秋田」(秋田市御野場1-2-2、八代美千子代表理事)が建設する(仮称)多機能型重症児者支援センター「にのに」への補助金などが計上された。道路事業では道路改良や人にやさしい歩道づくり、排水路整備、舗装改良、側溝改良について計上。公園の長寿命化なども行われる。
外旭川地区まちづくりには2,034万8,000円を計上。イオンタウン株式会社(千葉市)に委託する基本構想策定支援業務、まちづくりの専門的な助言を行うアドバイザリー業務のほか、学識経験者や商工団体、地域住民や若者の代表などで構成する「(仮称)秋田市外旭川地区まちづくり懇話会」の開催経費に充てる。アドバイザリー業務は7月上旬頃までに公募するほか、懇話会は年度内に複数回、開催したい考え。
これに伴い、同計画に盛り込まれている卸売市場再整備の基本構想策定業務(地域計画建築研究所大阪事務所)で委託量を増額し、まちづくり基本構想との調整を図る。今年度は市場の規模や機能などを検討する。
NPO法人にこっと秋田への補助金は9,955万円。法人は現在、運営している多機能型重症児者デイサービスセンター「にのに」(御野場1-2-2)を牛島西二丁目の国道13号沿いに移転新築する。既存の放課後等デイサービス(5名)や生活介護(7名)に加え、未就学児童の発達支援や短期入所の機能を追加。生活介護は10名に増やす予定。現時点では夏頃の入札を想定している。
道路事業では川尻寺内線などの改良、御野場団地2号線などの歩道改良、広面字近藤堰越などの排水路整備のほか、11路線の舗装道改良や10路線の路面性状調査、下飯島5号線など7路線の側溝改良を実施。
公園事業では太平山リゾート公園のオーパスプラザで個別暖房機器を更新するほか、一つ森公園は約50mの園路改修や給水設備更新(揚水ポンプ2基、圧力ポンプ2基)を実施。グリーンインフラ公園緑地整備事業として、保戸野鉄砲町街区公園で老朽化した四阿の更新や照明灯2基の更新(LED化)も行う。